📋 この記事の結論
- 施主ブログの実データでは、全館床暖房の時期の平均月額は6,604〜8,958円(i-smart 27坪・太陽光10.08kW・蓄電池なし)
- 24時間つけっぱなしが推奨。こまめにオン・オフするより連続稼働の方が省エネになる
- 高気密高断熱との組み合わせで効率よく暖められる。ただし電気代は太陽光の有無・地域・広さで大きく変わる
「一条工務店の全館床暖房って電気代が高そう…」「実際に住んでいる人の電気代を知りたい」
一条工務店の全館床暖房は、家中を均一に暖める快適さが大きな魅力です。ただし、「24時間ずっと動かしているなら電気代が高いのでは?」と心配する方も多いでしょう。
このページでは、施主がブログで公開している実データをもとに、全館床暖房の電気代を検証します。仕組みから節約のコツまで、グランセゾンに住む立場から解説します。
この記事でわかること
- 一条工務店の全館床暖房の仕組みと特徴
- 施主ブログで公開されている床暖房の時期の電気代(実データ)
- 電気代を左右する4つの要因
- 他社の暖房方式との光熱費比較
- 電気代を抑えるための節約テクニック
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一条工務店の全館床暖房とは?仕組みの基本
一条工務店の全館床暖房は、床下に張り巡らせたパイプに温水を循環させ、家全体の床を暖める仕組みです。一般的なエアコン暖房やガスファンヒーターとは根本的に異なる方式です。
全館床暖房の3つの特徴
① 輻射熱で体の芯から暖まる
空気を暖めるエアコンと違い、床暖房は輻射熱(遠赤外線)で直接体を暖めます。足元から暖かく、頭寒足熱の理想的な暖かさを実現します。冷え性の家族がいる場合、その差は特に大きく感じられます。
② 24時間連続稼働が基本
一条工務店の全館床暖房は、シーズン中は基本的に24時間つけっぱなしが推奨されています。「使う部屋だけ」「寝る前に切る」という使い方は、かえって効率が悪くなります。これが「電気代が高い」という誤解を生む原因のひとつです。
③ 高気密高断熱と組み合わせることで省エネになる
一条工務店の家は、住宅業界トップクラスの気密性(C値)と断熱性(UA値)を持っています。一度暖めた熱が逃げにくいため、全館床暖房でも想定より少ない電力で快適な温度を保てます。
ヒートポンプ式で電気代を抑える仕組み
一条工務店の全館床暖房は、ヒートポンプ式の熱源機(エアコンと同じヒートポンプの原理)で温水をつくっています。
ヒートポンプは、1kWhの電力を使って3〜4kWh相当の熱を生み出すことができます。電気ヒーターが1kWh→1kWhの変換しかできないのと比べ、大幅に効率的です。

【実データ】施主ブログで公開されている床暖房の電気代
一条工務店で家を建てた施主が、自分の家の電気代をブログで公開しています。全館床暖房を使う冬の電気代が分かる実データです(数字は各ブログの記載のとおり)。
蓄電池なしの家:床暖房の時期の月額(3年分)
| 床暖房の時期の平均月額 | 最も高かった月 | |
|---|---|---|
| 1年目 | 6,604円 | 9,094円(1月) |
| 2年目 | 8,581円 | 11,634円(12月) |
| 3年目 | 8,958円 | 15,222円(12月) |
家の条件:i-smart・27坪・関東・太陽光10.08kW・蓄電池なし・夫婦2人・オール電化。出典:施主ブログB(一条工務店 27坪 i-smart ~猫と楽しむ暮らし~)
全館床暖房を使う冬でも、平均は月1万円未満に収まっています。一方で年々上がっており、最も高い月は1万5千円を超えています。この金額は床暖房だけでなく、冷蔵庫・照明・給湯・調理など家全体の電気代を含んでいる点にも注意してください。
太陽光10kW+蓄電池の家:4年半の実質負担
i-smartⅡ・約30坪・関東の平野部・太陽光10kW+蓄電池7.04kWh・夫婦+子ども1人の家では、4年半の買電579,822円に対し売電508,915円で、実質負担は70,907円でした。出典:施主ブログA(hiiro-smart)
年間を通した電気代の実データは「一条工務店の電気代は実質いくら?」で詳しく紹介しています。

太陽光なし・24時間運転の家の実例
太陽光を載せず、全館床暖房を24時間つけている平屋(i-smart 31坪)では、12月が14,288円、1月が18,236円で、1日あたり約500円でした(2018〜2019年・出典:暖かい家づくり)。この施主は、電気の安い夜(22時〜8時)に30℃、昼は26℃と設定を分けて、単価の高い時間帯の使用を減らしています。太陽光ありの家との比較は電気代の実データで確認できます。
電気代を左右する4つの要因
要因①:建物の断熱・気密性能
一条工務店の家は高性能ですが、同じ全館床暖房でも坪数・構造・UA値によって電気代は大きく変わります。
- UA値が低い(断熱性が高い)ほど、少ない電力で暖かさをキープできる
- C値が小さい(気密性が高い)ほど、暖めた熱が逃げにくい
- 一条工務店は全棟で断熱等級6が標準(i-smartは断熱等級7・UA値0.25/一条工務店公式)
要因②:居住地域
北海道・東北・甲信越などの寒冷地では、暖房期間が長く電気代も高くなります。逆に九州・四国などの温暖地域では、床暖房の稼働日数が少なく年間電気代は大幅に下がります。
要因③:床暖房の設定温度と運転時間
設定温度が高いほど電気代は上がります。低めの設定から始めて、室温を見ながら自宅に合う温度を探しましょう。
要因④:太陽光発電の有無
一条工務店では太陽光発電パネルを搭載するケースが多く、売電収入で実質的な電気代負担を大幅に下げられます。施主ブログAの家(太陽光10kW+蓄電池)では、4年半の実質負担が約7万円でした。

他社の暖房方式との光熱費比較
全館床暖房の電気代を「高い・安い」で判断するには、他の暖房方式との比較が必要です。
ただし、全館床暖房は「家全体を暖める」のに対し、他の方式は「使う部屋だけ暖める」ことが多く、単純な金額の比較には限界があります。廊下・脱衣所・寝室まで暖める前提で比べることが大切です。
ヒートショックリスクの軽減という隠れたメリット
全館床暖房のコストを語るとき、見落とされがちなのがヒートショック予防効果です。
暖かいリビングから冷えた浴室・脱衣所への急激な温度変化は、ヒートショックの原因になると言われます。全館床暖房は脱衣所・廊下・トイレまで暖めるため、家の中の温度差を小さくできるのが利点です。
床暖房は「つけっぱなし」の方が電気代が安くなる理由
「床暖房をつけっぱなしにしたら電気代が跳ね上がるのでは?」という疑問を持つ方は多いですが、一条工務店の高断熱住宅では「つけっぱなし」の方が電気代が安くなる場合があります。
理由1:再加熱のコストが大きい
床暖房を切ると床材やその下の層が冷えます。冷えた状態から再加熱するには大きなエネルギーが必要です。毎朝「冷えた床を再加熱する」を繰り返すより、一定温度をキープし続ける方が消費電力が少なくなります。
理由2:高断熱住宅は「熱をためる」ことができる
一度暖まった熱が逃げにくいため、床暖房の出力を小さくしても室温が下がりにくく、少ない電力で快適な室温を維持できます。
理由3:立ち上がりに時間がかかる
床暖房は低温でじわじわ暖める仕組みで、急速暖房は苦手です。一度切ると暖まるまで何時間もかかるため、つけっぱなしが合理的です。
電気代を抑えるための5つの節約テクニック
テクニック①:シーズン移行期のON/OFFタイミングを最適化する
床暖房は「起動時」に最もエネルギーを消費します。室温が安定したら連続稼働のほうが効率的なため、11月中旬以降は一度ONにしたら3月末まで切らないのが基本です。
逆に「寒い日だけ使う・暖かい日は切る」を繰り返すと電気代が上がります。
テクニック②:設定温度は「低め」から上げていく
床暖房の設定温度は、室温を目標値まで上げてから「維持モード」に入ると消費電力が下がります。最初から高い温度設定にするより、少し低い設定で長く運転するほうが効率的です。
テクニック③:カーテンを活用して熱損失を減らす
一条工務店の家は高断熱ですが、窓は断熱の弱点になります。就寝前にカーテンやシェードを閉めると、窓からの放熱を抑えられます。
テクニック④:電力プランを最適化する
一条工務店のオーナーは、電力会社の「夜間電力割安プラン」(深夜電力が安いプラン)と床暖房の相性が良いケースがあります。床暖房の蓄熱効果を利用して、安い夜間電力で効率よく運転できます。
入居前に電力会社に相談して、最適なプランを選ぶことをおすすめします。
テクニック⑤:太陽光発電で実質コストを下げる
電気代の実質負担を下げるうえで効果が大きいのは太陽光発電です。一条工務店は屋根一体型で大容量の太陽光パネルを搭載しやすく、施主の実データでも太陽光+蓄電池の家で4年半の実質負担が約7万円という例があります。
初期費用がかかるため、回収の見込みは見積もり時の試算で確認しましょう。
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よくある質問(Q&A)
Q. 全館床暖房はつけっぱなしにしないといけないの?電気代が怖い
A. 冬季シーズン中(11月〜3月)は基本的につけっぱなしが推奨です。床暖房は立ち上げ時に電力を大量消費するため、こまめにON/OFFするほうが電気代が高くなります。「24時間稼働」と聞いて驚く方が多いですが、一度安定すると消費電力は想定より少なくなります。
Q. アパートと比べて電気代は上がる?
A. ガス代がなくなり電気代に集約されるため、電気代だけを見ると増えることがあります。家全体を暖める分の電気代もかかるため、太陽光の有無や以前の住まいの光熱費と合わせて比べるのがおすすめです。
Q. 床暖房の設定温度はどのくらいにすればいい?
A. 機種や家によって異なります。最初は引き渡し時に説明される設定で様子を見て、寒ければ上げる・暑ければ下げる調整をすると効率的です。
Q. 子供が床に直接座っても大丈夫?低温やけどは?
A. 全館床暖房は低めの温度で家全体を暖める方式ですが、乳幼児が長時間同じ場所で寝るなど、肌を当て続ける使い方には注意が必要です。床の温度や注意点は取扱説明書や一条工務店に確認してください。
まとめ|全館床暖房の電気代は「高い」のか?
実データをもとにした結論:
- 蓄電池なしの家(i-smart 27坪・太陽光10.08kW): 床暖房の時期の平均月額 6,604〜8,958円
- 太陽光10kW+蓄電池の家(i-smartⅡ 約30坪): 4年半の実質負担 70,907円
- 注意: どちらも関東・太陽光約10kWの家。太陽光なし・寒冷地では大きく変わる
「24時間つけっぱなし」という運転方法に驚く方も多いですが、一条工務店の高気密高断熱との組み合わせで、実際には想定より少ない電力で快適な温度を維持できます。
太陽光を大きく載せれば、実質負担をかなり小さくできる例もあります(施主ブログAは4年半で約7万円)。
全館床暖房の光熱費が気になる方は、一条工務店の展示場で実際に体感することをおすすめします。モデルハウスでも床暖房を体験できます。
一条工務店の費用全体については一条工務店の坪単価・費用を徹底解説、太陽光発電との組み合わせについては一条工務店の太陽光発電 収支シミュレーションも参考にしてください。
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